消費者・飲食店の皆様へ(鳥インフルエンザに関する情報)
日頃から「かごしま地鶏」をお買い求めいただき、誠にありがとうございます。
「かごしま地鶏」の生産者においては、日頃から安心・安全・おいしい「地鶏」の生産に努めているところです。
このような中、11月13日に鹿児島県において今シーズン1例目となる「高病原性鳥インフルエンザ」の発生が確認されたところです。
我が国において、家きんの肉や卵を食べることにより、ヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はないと考えられています。
この考え方には、次のような科学的な理由があります。
●鳥インフルエンザの感染が疑われる鶏等の肉や卵が流通することはありません。
我が国においては、鳥インフルエンザが発生した場合には、感染鶏や同一農場の鶏は全て殺処分されるなどの家畜防疫上の措置が行われるため、本ウイルスに感染した鶏等が市場に出回ることはありません。また、私達が普段口にしている鶏卵は公衆衛生の観点から殺菌・消毒等の衛生管理が実施されており、洗卵・消毒されています。
●適切な加熱調理や胃酸によってウイルスは死滅します。
鳥インフルエンザウイルスは熱に弱く、WHO(世界保健機関)によると、ウイルスは適切な加熱により死滅するとされており、食品を十分に加熱調理して食べれば感染の心配はありません。また、鳥インフルエンザウイルスは酸に弱く、ヒトの体内で胃酸等の消化液により死滅すると考えられています。
●鳥とヒトでは細胞表面にあるウイルスの受け皿の形が違います。
鳥インフルエンザウイルスが感染するための細胞表面の受け皿(ウイルスがヒトや動物に感染する際に最初に結合する細胞表面の分子)は、ヒトとトリとは異なることから、鳥インフルエンザウイルスはヒトの細胞表面の受け皿と結合しにくくなっています。
消費者と飲食店の皆様におかれましては、根拠のない噂などにより混乱されませんよう、今後とも安心して、「かごしま地鶏」をお買い求めくださるようお願いいたします。